発禁本にしても地下本にしても以前は手に入れることが難しかった。国禁の書であるから当然であろう。そのこと自体は今でも変わりはないが、禁制品とするための基準が変わったらしく、実写画像を除けば摘発を受けることも無いようである(信じて行動に移してはダメですよ)。従って、その頃は解説本が唯一の情報源であった。それも他の分野と異なり多くの解説書がある訳ではなく、限られたものであった。その中でも一般の人が手に取ることができるものはさらに限られていた。「発禁本」(桃源社、昭和四十年三月)に始まる城市郎氏の一連の発禁本シリーズか、小野常徳氏の「発禁図書館」(KKベストセラーズ、昭和四十七年八月)などの数冊の著書が普通の書店で買える総てであった。しかし、「発禁本」はベストセラーになったし、「発禁図書館」の所見本は37版、文庫にもなっているから相当数の人が読んでいるはずである。
長谷川卓也氏が三一書房から出した「猥褻出版の歴史」(1978年、昭和五十五年四月)、「最近の猥褻出版」(1979年、昭和五十五年九月)の二冊は戦後の発禁本の歴史を知る上で欠かせないものであるが、原則的には地下本の類には触れていない。同じ著者の解説になる「日本の奇書七十七冊」(自由国民社、昭和五十五年七月)の『近代編』は旧来の説を踏襲している点が気にはなるが、参考にはなる。書名を「日本の艶本・珍本 総解説」と改題しながら版を重ねているところを見ると、かなり売れたのであろう。近世以前の艶本の解説は充実しているし、モノクロではあるが、「論語通解」の全容を載せた版もあるなど、資料的価値は高い。
長谷川卓也氏の二冊を除けば、解説が主というよりは、作品の紹介に解題が付いている、というものが多いが、一般読者を想定した場合はやむを得ない構成であろうか。城氏の著作も当初は解説が主であったが、後には原文の紹介に力点が置かれるようになって行く。
解説も少しはあるが、純粋な地下本を一覧のリストにしたのが「隈色文化考」(長谷川卓也、新門出版、1980年4月)である。最初は会員制の雑誌【近世庶民文化】二十一号(近世庶民文化研究所、昭和二十九年二月二十五日)に『風俗出版物總目録』と題して、公刊と非公刊に分けたリストを発表したものであるが、雑誌【えろちか】4号(三崎書房、昭和四十四年十月)に『あのころのアングラ出版』として増補、更に整理追加したのが本書である。七百項目以上のリストは圧巻ではあるが、書誌情報を記述している部分が少なく、書名と作品名が混在している節も見られ、研究には用いずらい。只、地下本探索の際のガイドとしては便利であろう。
小野常徳氏の「好色本」には『ハードポルノ本カタログ』と題する解説が巻末に付いており、戦前戦後全般に亘る、発禁本や会員制雑誌の解説がなされいる。今から見ると書誌的に気になる点も少なくないが、駆出しの頃は大変お世話になた。
これらの解説本に取り上げられる地下本は何故か、と言うか当然ながら、と言うべきか、ある程度固定されたものになっている。一般に市販される入門書的なものでは、紹介される対象が著名なものに偏るのはどの分野でも同じである。地下本に限ったことではなく、仕方がないであろう。それにしてもどうしてあれもこれも同じなの、これじゃ新しい知識が得られないじゃない、とは新たな解説本を見る度に常々思っていた。とは言え、発禁本、地下本の蒐集、研究の原点がそこにあるのもまた事実であり、もう一度おさらいして原点に回帰してみるのも一興かと思う。実物を手にする度に、この解題は何なの、と原本調査の必要性を強く感じながら蒐集に励んだ当時を思い出しながら…。尚、対象としたのは昭和四十年、五十年代に公刊された解説本である。
城氏の発禁本シリーズと他の解説本での扱いが両極端なのが「茨の垣」であろう。明らかに秘密裏に刊行されたものであり、内容的にも優れているが、前者では全く言及されていない。一方後者では昭和艶本の最高傑作として、必ず取り上げられている。この作品は作者個人による刊行であり、頒布先も知人の範囲を出ないものであるので、摘発を受けるようなことはなかった。摘発を受けていない、という正にその点で発禁本たる資格を有していないため、城氏の一連の著作には出して貰えなかったのであろうか……。城氏も発禁本から地下本方面に矛先を変えているせいか、最近は少し変わって来ているようであるが…。
逆に、城氏の方が遥かに詳しいのが、相対会関連、梅原北明を中心とした昭和初期の出版事情、及び雑誌【生活文化】の解説である。この辺りの違いも発禁という視点か否かであり、発禁となれば氏の面目躍如は当然であろう。
「茨の垣」と同一作者の手になる作品は他にもあるが、それらの中では「貝寄せ」と「僧房夢」がよく取り上げられている。何れも、知ってか知らずか解題の内容はいい加減である。同じ著者でも解題毎に説明が異なっているものもある。一方あまり取り上げられないのは「風流賢愚教」、「糸遊」である。さらに、全く取り上げられていないのが、「由奇」である。 以上の作品に就いては解題毎に異同はあるものの、色々とつなぎ合わせると何となく同一の作者であることが想像できる仕掛けになっているが、関連性の解説が全く無いのが「夜の秋」である。原題である「アンゴラ兎」のことにも当然の如く言及されていない。
どの解説本にも満遍なく登場するのは「袖と袖」、「乱れ雲」、「四畳半襖の下張り」の所謂好色三大伝奇書である。確かにこれらを抜かしては入門書として成り立たないであろうから、当然の結果と言えよう。 「聖書」、「るつぼはたぎる」、「おいらん」なども常連で、毎回取り上げられている。
「相対」と「高資料」も定番であるが、当然と言えば当然であろう。しかし、何故か【生心リポート】からは取られていない。時代が近すぎたせいであろうか。「相対」でお馴染みなのは「田原安江」と「避難宿の出来事」であろうか。その意味では、「文学芸者」も選んだ「発禁図書館」はユニークであると言える。 同様に、「高資料」からは「閨鬼」と「強姦願望の女」が毎回取り上げられている。しかし、初出である雑誌【生活文化】に掲載の二編が取り上げられることはない。何故なのであろうか。
単行本でないからと言う訳でもなく、雑誌からも先の【生活文化】から「女給哀歌」、「金髪女の思いで」、【新生】から「労働者の祭典」が取り上げられている。
洋物では「バルカン戦争」がやはり筆頭であろうか。戦前のものは装幀もしっかりした本としての体裁を整えており、発禁にもなっているということから、城氏が好んで取り上げている。洋物だけを扱った「発禁本コレクション」(小野常徳編、KKロングセラーズ、昭和五十二年六月)、「世界の発禁本」(吉崎淳二、大陸書房、昭和五十七年九月)を除けば、「蚤の自叙伝」と「ツルーラブ」、「ガミアニ」あたりが何点かで取り上げられている程度であろうか。戦後の昭和二十六、七年前後、骨抜き本とは言え殆どが公刊されている為か。但し、大半は摘発を受けているので、城氏の著作には書名や書影は出てくる。しかし、解題と言えるようなものは殆ど無い。
地下本でも発禁本でもないものでは、「話をきく娘」と「寂寥のままに」が代表であろうか。両書共全文を公開すれば摘発は間違いなし、と言うことで文章の書き換えを行なっている。従って、該当書籍そのものは限定本ではあるが普通の本である。但し、書き換え部分の別表が非公開なのは当然である。先の「茨の垣」、「風流賢愚教」、「糸遊」、「夜の秋」もその意味では同様である。本来原本があるのだが、その解題ではなく、限定本として公刊されたものに対しての解題になっている。限定本の解説に書かれている原本のことを多少は記述しているが、元々この解説は仮託されたものなので、虚実入り交じっており、解題としては意味をなさないものである。その様な観点から見ると、「日本の奇書七十七冊」に於ける花咲一男氏の「茨の垣」の解題が、作者の名前を出していないだけで、唯一正確なものである。
和物の古典はどうであろう。「日本の奇書七十七冊」は元々その部分に焦点を当てた解説本であるので、多数の紹介があるが、他の解説本ではあまり見られない。艶本として著名な「壇ノ浦夜合戦記」が複数の解説本で取り上げられている他は、数点の紹介がある程度である。前回取り上げた「江戸ぽるの」(国宝社、昭和四十八年十月)の方が余程バラエティに富んでいる。この時期には既に髷物に対する読者の興味が薄れていたのであろうか。
お隣中国のものも紹介されることが少ない。そんな中で「禁断の書」が「鴛鴦譜」、「肉蒲団」などを取り上げているのが目立つ。特に、稀覯本と言われている「株林奇縁」を一般向けの解説本で取り上げているのはこの本だけではないだろうか。
過半が小説か体験手記という中で、「女礼賛」は随筆ではあるが、殆どの解説本で取り上げられている。内容よりも先ず装幀が話題になるという他にはない特徴を有している異色の作品でもある。
「日本の奇書七十七冊」で特筆すべきことは、「日本猥褻俗謡集」を取り上げていることであろうか。昭和三年頃、梅原北明の文芸市場社から刊行されたが、同じ頃刊行された「志とり古」の解題は割とよく見掛けるが、本書は他に解説されたものを見たことがない(メモ程度のものはある)、という点でも貴重であろう。惜しむらくは、書影が原本ではなく戦後に刊行されたものらしいことと、「日本猥褻俗謡集」とは何処にも書かれていないため(原本にも書かれていない)、解説者が両者が同一であることに気づかなかったと見えて、その点に言及していない点であろうか。
地下本の世界には調書物と呼ばれる分野がある。「O博士事件予審調書」と「リッチA子事件予審調書」がその代表とも言えるが、実際に起きた犯罪の予審に於ける調書の形を取っている。但し、本物かどうかは非常に怪しいと解題にも書いてあるし、普通に考えてもその通りであろう。と当時は思っていたのだが、後に「相対会研究報告」の復刻版が手に入り、その二十六号(昭和三十年四月)に『姦淫事件記録抄 坐藥事件記録抄本』と題した『O博士事件』が載ってることが分った。「オ前」が「証人」になっているなど、多少の字句の違いはあるが、地下本として流通していたものと較べると、殆ど変わらないではないか。「相対」の資料は事実の記録、という観点からすれば、この調書は偽作ではなく真実という事になってしまうが…。果たして真贋いずれにあるのであろうか。
意外なのは「人面鬼」の解題が無いことである(コラム的なものには出てくる)。先に掲げた雑誌【えろちか】4号で既に紹介されており、平成になってからの解説本でも何回か取り上げられているが、何故かその当時は対象になっていない。一般向けという点から、題材の特殊性と内容が敬遠させているのであろうか。
変わり種は野川浩氏の「猥褻図書館」(啓明書房、昭和五十五年四月)であろうか。これはシリーズ化されていて何冊か出ているが、所蔵しているのは初編のみである。「高資料」を非常に高く評価していて、前書きに「戦前戦後の性体験記では、あの「相対会」を凌う」
と書いており、本文のトップで紹介しているのであるが、紹介されているのは三崎書房で刊行した「高資料 ポルノ・ドキュメント」からの二編のみである。解説には【生活文化】も{風俗資料}も出てこない。解説している本が昭和四、五十年代刊行のものが中心なので仕方がないとも言えるが、これでは相対会は凌駕できないであろう。
巻末に『世界と日本のポルノミニガイド』と題する本文未紹介の本の何冊かの簡単な紹介もあるが、発禁本、地下本蒐集にはあまり役に立つガイドには思えない。只、中の「匂える園」の解説は一寸面白い。作品の解説ではなくその前段にある次の一文がである。
『世界の珍書奇書性書、艶本およそ百万冊の蔵書を持ち、日本一の、いや世界有数のコレクター城市郎氏の』
ハァ?、と誰もが思うであろう。百万冊の蔵書を購入するための資金と、維持するのに必要な床面積がどの程度で(注)、それが普通の一個人で可能かどうかに直感的に疑問を持つ。そもそも、世界中の発禁本を総て集めても百万冊にもなるかぁ(猥褻に限ったならば、地域、時代を超え、総ての版を集めたとしてもそこまでは行かないと思う)。初編以降を購入しなかった理由の一つでもある。氏には白髪三千丈的な発言が多い様に思えるのは気のせい?
最初に読んだのは確か小野常徳氏の「地下解禁本」(KKベストセラーズ、昭和四十八年十二月27版)だったように記憶しているが、あれから二十五年(発禁本の蒐集を始めてからは二十年、地下本に転向してからは十五年程)以上立って未だにお目に掛かったことのないものもある。見たことはあるが手元に無いものもある。はてさて、何時になったら巡り会え、架蔵されることになるやら……。
尚、館主が見た解説本の一覧は参考文献一覧を参照して下さい。「相対」関係は「相対」異聞(改訂版)、「茨の垣」などの一連の作品は山路閑古の秘本に詳細な解説があります。
注)戯れ事ですが、ちょっと計算をしました。資金は、一冊五百円としても五億円必要である。例えば、国立国会図書館の書庫面積が本館、新館併せて7万8千平方メートル、収蔵能力が1,200万冊だそうであるから、100万冊当たり6,500平方メートル、80メートル四方の床が必要になる計算である。蔵書が和漢書、洋書併せて748万9千冊、国内最大級の図書館の1/8強の蔵書と言うことになってしまう。下手な公立図書館一館分より多いかも……。
昭和の四、五十年代に、一般に市販された解説本で紹介された作品の一覧を以下に掲げる。但し、それらの解説本で取り上げられた作品総てを対象とした訳ではなく、地下本または準地下本として刊行されたことのあるもののみを対象とした。館主の知る範囲で公刊しかされていないものは、摘発を受けていても除いた。例えば「エマニエル夫人」や「O嬢の物語」などが該当する。
作品名 | 掲載解説本 |
---|---|
人間研究 | 発禁本、発売禁止の本 |
桃源華洞 | 発禁本、禁じられた本 |
セクサス | 発禁本、禁じられた本、禁書の娯しみ、禁断の書、発禁本の世界 |
カーマスートラ | 発禁本、発売禁止の本、悪書のすすめ、禁断の書 |
ラティラハスヤ | 発禁本 |
アナンガランガ | 発禁本 |
エル・クターブ | 発禁本 |
匂える園 | 発禁本、発売禁止の本、悪書のすすめ |
ファニー・ヒル | 発禁本、続発禁本、禁じられた本、禁書の娯しみ、禁断の書、世界の発禁本 |
ガミアニ | 発禁本、禁じられた本、発売禁止の本、悪書のすすめ、地下解禁本、世界の発禁本 |
末摘花・抄 | 発禁本、禁じられた本、発売禁止の本、禁書の娯しみ、悪書のすすめ、地下解禁本 |
女礼賛 | 続発禁本、禁じられた本、発禁図書館、発禁本の世界、好色本、日本の奇書七十七冊 |
フロッシー | 禁じられた珍本、悪書のすすめ、禁断の書、世界の発禁本、発禁本コレクション |
バルカン・クリーゲ | 禁じられた珍本、禁断の書、地下解禁本、世界の発禁本 |
五人妻 | 禁じられた本 |
四畳半襖の下張 | 禁じられた本、禁書の娯しみ、禁断の書、発禁図書館、発禁本の世界、好色本、日本の奇書七十七冊 |
秘版・腕くらべ | 禁じられた本、禁断の書、発禁図書館、発禁本の世界、好色本 |
乱れ雲 | 禁じられた本、禁断の書、発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
壇ノ浦夜合戦記 | 禁書の娯しみ、悪書のすすめ、地下解禁本、発禁本の世界、好色本、日本の奇書七十七冊(「幽灯録」、「はつはな」として近世編に解説)※1 |
春情妓談水揚帳 | 禁書の娯しみ、地下解禁本 |
蚤の自叙伝 | 禁書の娯しみ、禁断の書、地下解禁本 |
長枕褥合戦 | 悪書のすすめ、地下解禁本 |
ラスプーチン | 禁断の書 |
鴛鴦譜 | 禁断の書 |
株林奇縁 | 禁断の書 |
肉蒲団 | 禁断の書 |
如意君伝 | 禁断の書 |
燈草禅師伝 | 禁断の書 |
KS倶楽部 | 禁断の書 |
茨の垣 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
袖と袖・むき玉子 | 禁断の書、発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
四季ざくら | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
臍下極楽 | 発禁図書館 |
強姦願望の女 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
閨鬼 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
女給哀歌 | 発禁図書館、 |
僧房夢 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
快美なる狂宴 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
おいらん | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
淫婦伝 | 発禁図書館 |
風流賢愚経・春しぐれ | 発禁図書館、好色本 |
話をきく娘 | 発禁図書館 |
寂寥のままに | 発禁図書館 |
るつぼはたぎる | 発禁図書館、日本の奇書七十七冊 |
綾吉と三人の女 | 発禁図書館 |
文学芸者 | 発禁図書館 |
パイプと乙女 | 発禁図書館 |
浅草の女 | 発禁図書館 |
たびなさけ | 発禁図書館 |
志とり古 | 発禁図書館、好色本、日本の奇書七十七冊 |
悶える親子 | 発禁図書館、好色本 |
偽作・O博士事件予審調書 | 発禁図書館 |
偽作・リッチA子事件予審調書 | 発禁図書館 |
真実伊勢物語 | 地下解禁本 |
貝寄せ | 地下解禁本、好色本、日本の奇書七十七冊 |
赤い帽子の女 | 地下解禁本、日本の奇書七十七冊 |
田原安江 | 地下解禁本、発禁本の世界、好色本、日本の奇書七十七冊 |
トルーラブ | 禁断の書、地下解禁本、好色本、世界の発禁本 |
避難宿の出来事 | 好色本 |
女から挑まれた経験 | 好色本 |
糸遊 | 好色本 |
夜の秋 | 好色本 |
金髪女の思い出 | 好色本、日本の奇書七十七冊 |
聖書 | 好色本、日本の奇書七十七冊 |
性器嗜虐症 | 好色本 |
童貞献上 | 好色本 |
労働者の祭典 | 好色本 |
日本猥褻俗謡集 | 日本の奇書七十七冊 |
世界艶語辞典 | 日本の奇書七十七冊 |
ウイーンの裸体クラブ | 発禁本コレクション |
イボンヌ | 世界の発禁本、発禁本コレクション |
蕩児の冒険 | 発禁本コレクション |
おんな色事師 | 発禁本コレクション、世界の発禁本 |
船長夜話 | 世界の発禁本 |
女流楽人の追憶 | 世界の発禁本 |
※1)秘本縁起の「壇ノ浦」もので異本の紹介を行なっています。