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閑話究題 XX文学の館 珍書屋 戦後の研究会 近世庶民文化

十九号 〜 二十六号、増刊号
「元禄文學資料」
「大東閨語」研究
「房内秘道経」


十九号、二十号

頁数刊年 十九号、二十号
1932頁昭和二十八年十月五日
2056頁昭和二十八年十二月十五日

十九号(資料特集号)
目次表紙裏
花勝美色結綿(写真凸版) 解題)花咲一男1
女大樂寳開(一部写真凸版) 解題)岡田 甫7
茶室32
後記裏表紙

当号に執筆している離離庵戯州は山路閑古の別号である。この後も觀雲亭の号で寄稿している。

二十号
目次表紙裏
黒澤翁満の「酒席醉話」(1) 關野月影1
へきれき漫筆(8) 魔山人5
春畫歌8下囲
謎々「K船祭」 荒木野要太9
四十八襞考 離離庵戯州12
ほどの繪15下囲
註解「論御」(2) 伏見沖敬16
つじうらどゝいつ きさら22
「眞似鐵砲」の編者に就いて 高林秋之介26
明和版「如意君傳」其他 向臺樓人27
「末摘花註解」を讀んで 西村富夫29
「水の行末」の大阪語 上田鹿園30
並べ百員詳釋(9) 山路閑古33
狂詩片々37下囲
〔資料室〕花勝美色結綿(中之巻)(写真凸版)38
「註解」「定本」の再刊 岡田 甫42
〔資料室〕正直咄大鑑(K之巻)43
茶室53
質疑應答56
後記裏表紙裏

二十一号 〜 二十三号

頁数刊年 二十一号 〜 二十三号
2164頁昭和二十九年二月二十五日
2256頁昭和二十九年四月三十日
2356頁昭和二十九年七月五日

笠野馬太郎(長谷川卓也氏)の『風俗出版物總目録』と次号の『績』は江戸文芸とは関係ない現代の地下出版、公刊発禁本のリストであるが、当時としては画期的な程の数を取り上げている。

二十一号
目次表紙裏
幕末諷刺文學の一節 齋藤昌三1
「未摘花」四篇の編者(1) 山澤英雄5
ぬるかのむか長命丸 魔山人8
昭和の末摘花 秦 豊吉12
風流狂歌選12下段
「顔」などの事 尾崎久彌14
黒澤翁満の「酒席醉話」(2) 関野月影19
養生歌 岡田 甫23
風俗語あれこれ(3) 花咲一男26
「定本末摘花」補訂30下段
註解「論御」(3) 伏見冲敬32
周作人と川柳 岡田 甫37下囲
好笑大津繪節(2) きさら38
枝垂柳抄38下段
並べ百員詳釋(10) 山路閑古40
「かわかし」に就いて 西村富夫42下囲
川柳地黄丸 未知庵主人43
讀造化機論50下囲
風俗出版物總目録
  • 公刊出版物の部
  • 非公刊出版物の部
笠野馬太郎51
第一回大會開催63左
質疑應答64
茶室65
後記裏表紙

「近世庶民文化」発刊三周年の記念大会に関する記事が目を引く。出席者の顔ぶれからも会が順調に発展していることが窺える。

二十二号
目次表紙裏
船いくさの巻 岡田 甫1
「末摘花」四篇の編者(2) 山澤英雄13
「かわかし」その他 濱田桐舎18下
おいらんと飯盛 魔山人19
忠臣藏ばれ句 きさら22
帆柱丸・蝋丸 未知庵主人24
黄庵句會29下
註解「論御」(4) 伏見冲敬30
手の窪漫筆 高林秋之介34
「飛びもの」私見 采微庵35下段
黒澤翁満の「酒席醉話」(3) 關野月影37
大會の寫眞について40下囲
枕檜 富士野鞍馬41
大會句抄44下囲
績取締られた風俗出版物
  • 公刊出版物の部(つずき)
  • 非公刊出版物の部(つずき)
笠野馬太郎45
夜開く ――三周年祝賀大會記事―― 觀雲亭47
三周年祝賀大會(スナップ写真)別丁4頁
大會を終えて 岡田生51
大會スナップ51下段
〔資料室〕四季の姿見(写真凸版)53
茶室56

「末摘花」以上のバレ句集、「柳の葉末」の輪講が開始される。

二十三号
目次表紙裏
女悦丸 未知庵主人1
夏閨枕 片岡光寛6下
まり唄十二月考(一) 觀雲亭主人7
武玉川の破禮句 魚澤白骨13
みだれかご(3) 岡田 甫
  • 七つ前
  • 「眞似鐵砲」の編者
  • 式亭大馬
  • よがる
14
へきれき漫筆(9) 魔山人17
湯女20下
「べに筆」補記(一) 樂虚子21
「柳の葉末」合同研究〔第一回〕
  • 礎稿 岡田 甫
  • 山路閑古・田中蘭子・高橋痩蛙
  • 母袋未知庵・魔山人・橘菖莎庵
  • 岡樂虚子・山澤碌々・濱田桐舎
  •            その他
24
茶室54
痩蛙さんを惜む 松 主水56
未刊「柳多留」翻刻と基金募集57
後記裏表紙

当号には奥付がない。従って、刊行年月は推測である。また、「近世庶民文化」の文字もどこにもないので、この冊子単独では同誌の増刊号であることは判らない。

増刊6号「元禄文學資料」
頁数刊年 特集号「元禄文學資料」
47頁昭和二十九年八月(?)
解題 采微庵主人1
好色床談義
  • 好色床談義惣目録
  • 巻之一 〜 巻之六

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二十四号 〜 二十六号

頁数刊年 二十四号 〜 二十六号
2448頁昭和二十九年九月十日
2548頁昭和二十九年十一月十五日
2656頁昭和二十九年十二月三十日

二十四号
目次表紙裏
手のくぼ考 岡田 甫1
「弦曲粹辯當」伏字考 鈴木倉之助9
おちはがき 魔山人14
長歌(宿屋飯盛)19下
『川柳江戸軟派』のことなど 佐々木一郎20
取消とお詫び、維持会員名簿22下
まり唄十二月考(二) 觀雲亭主人23
未刊「柳多留」翻刻29下囲
「べに筆」補記(二) 樂虚子30
編集室から33左
「柳の菓末」合同研究〔第二回〕34
茶室47

二十五号
目次表紙裏
折口先生の珍文献 水木直箭1
「瓦版のはやり唄」伏字考 林 頼介6
相模下女診斷
  • 相模下女は好色なりということ
  • 下女に相模産多かりしこと
  • 下女は大もてなりしこと
  • 相模下女は世襲たりしこと
  • 正体みたり枯尾花ということ
岡田 甫11
まり唄十二月の原歌 愛日樓閑々18
まり唄について 上田鹿園18下
白ちり 日野光雄19下
あの頃のこと 温故書屋主人20
「未刊柳多留」について23下
まり唄十二月考(三) 觀雲亭主人24
「べに筆」補記(三) 樂虚子29
『註解』ざんげ話 岡田 甫32下
「柳の葉末」合同研究〔第三回〕33
「葉末研究」異見(諸家)46
茶室47
後記裏表紙

二十六号
目次表紙裏
大東閨語雜考 廣田魔山人1
春臠柝甲の作者は誰 齋藤昌三17
川柳長命丸 未知庵主人21
三疊樣 田中蘭子30下
雜俳吐溜抄 松平五面子31
三圍の鳥居 稲垣武雄32下
別冊「川柳吉原志」(一) 樂虚子33
まり唄十二月考(四) 觀雲亭主人39
「柳の葉末」合同研究〔第四回〕47
茶室56
後記裏表紙

増刊7号「大東閨語」研究
頁数刊年 「大東閨語」研究
39頁昭和二十九年十月十一日
大東閨語考 竹柏野葉三1
註譯 大東閨語 伏見冲敬9

失われてしまった中国の性典原本を本邦の医学書「医心方」(丹波康頼)『第二十八房内』の記述から抜粋、復元を試みた労作である。 尚、この号にも奥付は無く、「近世庶民文化研究所」とあるのみなので、刊年は推定である。

増刊8号「房内秘道経」
頁数刊年 「房内秘道経」 「房内秘道経」
56頁昭和三十年三月(?)
内容2
「房内秘道經」に就いて 稲井 豊3
  • 彭祖經
  • 素女經
  • 素女方
  • 玄女經
  • 洞玄子
  • 玉房秘訣
  • 玉房指要
  • 仙經

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