当館所蔵のもの、及び存在が確実な(確実であった)地下本の目録です。書名、作品名から成る索引と詳細データに分けてあります。
詳細データには、書誌関連情報と、内容が概観できるように目次を掲載しています。可能な限り書影も載せています。
掲載した書籍の載録基準等は「序章」、使用記号の意味に就いては「凡例」を参照して下さい。
尚、異本などの参照関係に就いては未だ不備な点があります。判明次第修正して行きますのでご了承下さい。
◆ | 序章 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ | 凡例 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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索引ボタンをクリックすると五十音表が別ウインドウで表示されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今回公開した彌縫録の元データは十年程前に作成したものを加筆訂正しながら今日に至っているものです。
最初は、カード型データベースに地下本、発禁本を問わず、書誌項目をデータ化していったのですが、蒐集する量が増えるのに伴い異本の存在が目立ってくるようになりました。この異本間の関連を巧く表現できないため、データベースから抽出した地下本のリストをワープロに移し、参照関係を記号で表現するような形で作成し直し、同時に目次を付加したのが七年程前です。個人用の情報から公開を目差したものとするため、書名だけでは無く、作品名からも該当書籍を参照可能なようにし、序章と凡例を追加したのも同時期ですが、何処も公表に応じてくれませんでした。
データそのものは発生する度に追加していきましたが、ほかに手を加えることはありませんでした。Webという手段が一般的になった後も、個人的な理由で公開することは行いませんでした。
その後も色々なことがありましたが、今回Web上で公開することを決定するに当たり、三度目の改編を行いました。使用の利便性とWeb上の問題から、書名、作品名からなる索引を新たに作成、詳細データにリンクする構造に変更し、書影を可能な限り掲載するようにしました。
異本との関連を気にしだした段階で目録から少し離れた趣になっていたのですが、書影と目次を追加したことにより、目録と言うよりはデータベース的なものに変貌してしまいました。 しかし、確実に存在する地下本を記録して行き、既存の解題、リストの穴を埋めていくのが元々の目的であったことを考えれば、あながち間違った方向へ進んでしまった訳でも無かろうと、気を取り直しているこの頃であります。
ここ何年か蒐集のペースが極端に落ち、量的な充実が図れないでいますが、気長にやって行くつもりです。