凡例


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彌縫録の利用方法

本目録は、索引と書籍の詳細データとに分けて記述した。

索引

索引は書名/作品名の第一音を50音順にまとめた。
但し、清音、濁音、半濁音の区別はせず、すべて清音として同一項目にまとめた。
また、角書きがある場合、角書きを除いた名称を正とするが、含んだ名称、除いた名称のどちらからも参照可能なように、両方の名称共索引項目とした。

表紙に書名の記述が無く(題撰が剥がれていたり、表紙そのものが欠損している場合も含む)、カバーが失われて書名が不明なものは、以下の何れかの基準に従って仮の名称とし、その旨を附記した。


  1. 扉、目次、題名、見出しの順で、記載されているものを採用する。
  2. 複数作品が掲載されている場合は、先頭の題名または見出しを採用する。
  3. 掲載分量が過半を占める作品を含む場合、その題名を採する。
  4. 内容から原作品が特定できる時はその原題又は一般名称を採用する。
  5. 題名らしき書込などがある場合はその名称を仮題として採用する。


以上のどれにも該当しない場合、無題として別にまとめた。

叢書、全集の類で表紙の表示が巻数のみの場合も同様とした。

アルファベットの書名は最後にまとめ、日本語書名への関連項目としてリンクした。

書名はボールド体、作品名はイタリック体で示した。

書名からはその書籍の、作品名からは掲載書籍の詳細データの参照が、可能なように各々記号で示した。

叢書としての名称がある場合は、その名称で参照可能なように叢書名も索引項目とした。
詳細データ

書籍の詳細データは、「書誌情報」「目次」「梗概」に分けて記述した。

「書誌情報」は表形式で以下のように記述した。



判型頁数造本関連限定数 書影

書影
著者
発行
発行者
刊年
注記
著者、発行、発行者、刊年は大部分が不明であり、奥付、カバー等に記載されているものの信憑性も乏しいが、そのまま採用した。但し、原本以外の手段でそれらが判明しているものはそれを記述した。
判型は規格判に就いてはその規格を(例えば、B6判、四六判、菊半裁判等)、規格外のものは 短辺×長辺 をmm単位で記述した。
頁数は、原本記載の最終ノンブルをそのまま採用し、数字の後に””を付加した。
丁数表記のものは丁数のままとし、数字の後に””を付加した。
原本識別の便宜上、ノンブルに間違いがあった場合でもそのままとし、正しい頁数を”( )”内に併記した。
複数掲載で各編毎にノンブルが打たれている場合は、それぞれの最終ノンブルを記述し””記号で連結した。
造本関連項目では、製版方式が活版以外の場合のみその旨記述した。
綴じに関しては、四目綴、大和綴の様な和綴は、袋綴である事を前提として、その旨の記述は省き、袋綴になっていない和綴の時のみ注記した。
注記には、口絵、挿絵関連のデータ、及び、その他必要と思われる情報を記述した。
書名の単位で参照関係のある場合、欄外にその関係を記述した。参照関係の記号は参照記号参照のこと
書名と扉の題名が異なる場合、その旨を注記した。
誤植を含め、明らかに正しくない字体も原本識別の為その侭とし、(ママ)を附記した。

「目次」は掲載作品毎に以下のように記述した。


目次が存在するものはそのまま、存在しないものは本文の小見出しを記述した。
但し、数字のみの章で構成されている場合は、その章立ての数字を”一 〜 五”のように一行で記述した。
作品単位で参照関係にあるものに就いては、その関係を作品名の次に、目次はその後に記述した。

「梗概」は現在未掲載です。

参照記号

書名・・・詳細データの有る書名
書名・・・角書きから始まる書名(詳細データは角書きを除いた書名で登録)
書名/作品名・・・作品名/詳細データの無い書名


ボールド体 で表現されているものは書名


イタリック体 で表現されているものは作品名
原本参照・・・原本、又は一般的名称への参照項目


前後(親子)関係が不明の場合
同系統本参照・・・同一系統本への参照項目
異系統本参照・・・異系統本への参照項目


前後(親子)関係がハッキリしている場合
元本参照・・・本書の元本(親)への参照項目
直系本参照・・・本書の直系本(子)への参照項目
掲載書籍・・・掲題作品の掲載図書への参照項目
関連項目・・・関連項目

名称記号

「…」書名。原本は不明であるが、通称として通っている場合も「…」を使用した。
『…』作品名。作品名が未記載の場合は『 』のままとした。
[…]作品名が無い、又は一般的名称の為、作品名として独立をはばかれる場合の名称、通称。
元々小見出しであった物を独立した名称として記述する場合にも使用。
【… X】雑誌の表記。【雑誌名 巻数】
{… X}叢書の表記。{叢書、全集名 巻数}
〈…〉シリーズ名。叢書という程ではないが、シリーズものとなっている場合の名称。
《…》参考文献名。
〔X〕区分記号。同一書名の本を区別する為に、Aから順にアルファベットを振る。

使用例

彩情記
原本参照【相対会研究報告 34】『あひびき』
書籍名「彩情記」は、雑誌「相対会研究報告」34号掲載の『あひびき』を原本としている。
当該書籍の詳細データを参照するには、書籍名をクリックする。
原本を参照したい場合は、【…】『…』をクリックする。

『白菊物語(秋の巻)』
原本参照「袖と袖」[町砧]
小説「袖と袖」内の一章[町砧]が、作品名『白菊物語(秋の巻)』の元作品である。
元作品の詳細データを参照するには「…」[…]をクリックする。

『強姦願望の女』
掲載書籍{風俗資料 2}
直系本参照「三月生まれ」
作品名『強姦願望の女』は「風俗資料 2」で発表され、これを元本にした作品に、単行本「三月生まれ」がある。
叢書全体を参照するには{…}を、該当書籍を参照するには「…」をクリックする。

憧れの樂園
異本参照「春色假寢の床」『暗の悲喜劇』
書籍名「憧れの樂園」は、単行本「春色假寢の床」内の『暗の悲喜劇』と同一内容である。
該当書籍を参照するには「…」『…』をクリックする。

妹背閨房考〔A〕
妹背閨房考〔B〕
妹背閨房考〔C〕
原本参照「鴛鴦閨房秘考」
異系統本参照「鴬宝典」
異系統本参照「鴛鴦宝典」
書籍名「妹背閨房考」は同じ名称の書籍が有り、〔A〕〔B〕〔C〕の順に登録されたものである。
原本は「鴛鴦閨房秘考」である。この「鴛鴦閨房秘考」から派生したと考えられる「鴬宝典」「鴛鴦宝典」は内容に異同があり、「妹背閨房考」とは直接の関係は無いと思われる。
各々の書籍データを参照するには該当書籍名をクリックする。

パイプと乙女
関連項目〈現代好色一代女 開花編〉
書籍名「パイプと乙女」は、「現代好色一代女」シリーズ開花編の作品である。
同シリーズの他の書名/作品名を参照したい場合は、〈…〉をクリックする。

逢曵き《週間読売 '83.9.18》(書影のみ)
書籍名「逢曵き」は、雑誌「週間読売」1983.9.18号に記事として掲載されていた書籍である。
詳細データは無い。

青い果実
掲載書籍「夜の花」『青い果実』
作品名『青い果実』は、書籍名「夜の花」の一編として掲載されている。
該当書籍の詳細を確認する場合は「…」『…』をクリックする。

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