書誌の研究に於いては書影は重要な役割を担います。特に稀覯本に於いては必須と考えています。従いまして、書誌に於ける書影の掲載は制限されるべきものではない、と言うのが主張ではありますが、現実に於いては表紙やカバー上の絵画、または写真は著作権の対象であるため、書影の掲載は複製に当たると言うのが一般的見解だそうです。
翻りまして、現在当館では作品の内容は掲載していません（作品の方は大部分が著作権は切れています）。しかし、前記の理由により可能な限り書影は掲載しています。掲載している書影の約八割は著作権が切れているか、著作権に抵触するものがありません（と思っています）。しかし、発行年代を推測しますと（奥付が無いので確定できませんが）著作権で保護されている期間（五十年）を経過していないのではないかと懸念されるものが、残りの二割のに中には存在します。
著作権者に連絡を取りたいのですが、物が物だけに発行所はおろか、著作権者が誰であるのかが殆ど判りません。そもそも、使われている絵画（写真が少し）がオリジナルなのかコピーなのかも判然としません。それらを特定しようとする試みも研究の重要なテーマなのですが、遅々として進んでいないのが現状です。
そこで、厚かましいのを重々承知の上で、
お願いです。
著作権者本人、または関連情報をご存じの方は メールを頂ければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。 m(__)m