戦後の会員制特殊雑誌の刊行時期をタイムチャートに表現したものを次に掲げる。
公刊誌ではあるが、この種の特殊雑誌の刊行をエスカレートさせるきっかけを作った【人間探求】と【あまとりあ】を、時間軸で見たときの役割関係を知る上で重要との考えから載せた。また、雑誌と言うよりは叢書と呼んだ方が正確だと思われるが、連続刊行物という意味で【相対会研究報告】(復刻版)を、地下本扱いするには相当抵抗があるが、各々の人間関係の繋がりから重要と考えられる二誌【近世庶民文化】と【未完江戸文学】も併載した。【雅俗】に就いては原本が当館に所蔵されていないため、「大正昭和艶本資料の探求」の記述を引用した。【アドニス】の終刊は諸説有り判然としないので、不明のままとした。